iOSアプリレビューサイトで有名なAppBankが始めた「AppBank Network」という広告配信サービスの広告を掲載してみましょう。AppBank Networkは、バックボーンに株式会社ファンコミュニケーションズのnendを使っています。そのためAppBank Networkの広告を表示するにはnendSDK iOS
を利用します。
AppBank Networkのパートナー登録が完了した状態で、以下のアドレスから管理ポータルにログインして、nendSDKをダウンロードする必要があります。
nendSDKは、2013年9月26日にリリースしたバージョン2.2.1にてarm64に対応し、同年11月5日にリリースされたバージョン2.3.0でアイコン型広告にも対応しました。
AppBank Network(nendSDK iOS)をプロジェクトに取り込み、NADView.h
をインクルードします。
#import "SBViewController.h" #import "NADView.h" @interface SBViewController () <NADViewDelegate> @property (weak, nonatomic) IBOutlet UIView *adView; @end
nendSDKを使って、320ポイント×50ポイントの一般的なバナー型広告のサイズの広告を表示してみましょう。ViewControllerクラスのviewDidLoadメソッドにて、showNadViewメソッドを実行するようにしました。
showNadViewメソッドは、下の方で実装したいと思います。
@implementation SBViewController - (void)viewDidLoad { [super viewDidLoad]; [self showNadView]; }
では、テスト用のアプリキーとスポットIDが用意されています。
テスト用のIDを使って実行してみましょう。ここでは用意されたアプリキーa6eca9dd074372c898dd1df549301f277c53f2b9
、スポットIDの3172
を使用しましょう。
- (void)showNadView { CGRect f = CGRectZero; f.size.width = NAD_ADVIEW_SIZE_320x50.width; f.size.height = NAD_ADVIEW_SIZE_320x50.height; NADView *nendView = [[NADView alloc] initWithFrame:f]; [nendView setNendID:@"a6eca9dd074372c898dd1df549301f277c53f2b9" spotID:@"3172"]; [nendView setDelegate:self]; [nendView load:nil]; [self.adView addSubview:nendView]; } #pragma mark - NADViewDelegate // 広告素材の読み込みが完了したら送信される - (void)nadViewDidFinishLoad:(NADView *)adView { }
実行すると下図のようにバナー広告が表示されます。